あしぷらの訪問診療のコンセプト
あしぷら院長の安積です。
本日は前回の記事よりもさらに、"あしぷらの訪問診療のコンセプト" にフォーカスを当てて掘り下げていきたいと思います!
"動く総合病院"を目指して
あしぷらの訪問診療のコンセプトはずばり"動く総合病院″です!
動く総合病院とは、内科を含めた全身管理をあしぷらがご自宅に訪問し、全力でサポートさせていただくことを意味します。
内科以外の診療科も訪問診療にて対応させて頂いており、
対応可能な診療科は主に、内科、精神科、耳鼻科、皮膚科、眼科です。それぞれの専門領域の先生方が在籍しており、各専門分野の先生の協力のもとで、患者様にとって本当に必要かつ適切な医療チームを組成し、確実な医療をお届けすることをモットーとしています。
例えば、内科の訪問診療を受けているが他の診療科が必要となった場合や、精神科の訪問診療は来てもらっているけども持病がある皮膚科は別の病院を外来受診しなければならないといったケースにも当院あしぷらならワンストップで対応させて頂けます。
それぞれの専門科目の訪問診療以外のタイミングであっても、是非お気軽にご相談頂ければ、必要に応じて随時医療チームの再編成を行い、安心して過ごして頂けるお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
包括的な医療の提供
訪問診療においての大きな課題は、「医師間での診療経過の共有が不十分である」という点があると考えています。
私自身の専門である内科を例にとって考えると、在宅での健康サポートにおいて、経過観察による容体の変化や様々な要因により内科の医師だけでは対応が難しい場合もあります。
従来の訪問診療の方法では、内科以外の受診の必要性が出てきた場合、多くの訪問診療を実施しているクリニックではかかりつけ医師からの紹介を貰ったり、患者様ご自身で新しい病院を調べたりして、また初めからご自身の基礎疾患やお身体の状態を説明しなければならないことから、患者様へのご負担が増すだけではなく、それまでのデータを共有することが難しいことから、適切な医療の提供までに時間がかかってしまうケースがあるのではないかと考えています。
一方、総合病院(〇〇医大附属病院や、地域の医療センターなど)の大きい病院では各診療科の先生同士が連携を取り、患者様の状況や医療データを相互に共有しながら、包括的に患者様一人ひとりの治療に取り組んでいます。
訪問診療でも上記と同じような取り組みを行うことが、当院あしぷらのコンセプトです。
1つのクリニックでカルテを共有しながら各診療科の先生が診察に取り組み、ご家族様やケアマネージャーの方と一緒になって患者様にとってのベストな医療を探していくことで、包括的な治療が可能となります。
当院の医師・スタッフは全てこのような考えの元で情報共有を徹底しており、些細なことでも医師・スタッフ間で患者様の容体を確認し合い、包括的な医療ケアができるような体制作りを行なっております。
また、ご家族の方や各種施設、ケアマネージャーの方々にとっても、1つのクリニック・1つの窓口で各診療科の対応が可能となることで、
従来であれば都度個別に行なっていた外来調整や各病院との契約等の事務的手続きの負担が軽減されます。
単科大規模病院との連携
さらにあしぷらは、訪問診療においてのケースが多い精神科単科病院である有馬病院とも連携しています。緊急時や精神科分野における入院先の選定も柔軟に対応することが可能です。
もちろん、その他の診療科についても緊急時には連携病院を含む各病院に入院のご相談をさせていただきますのでご安心ください。
最後に
本日は”動く総合病院”を目指したコンセプトに関してご説明させて頂きました。
患者様一人一人のご不安やお悩みを解消する為には、ご家族様や、介護チーム、我々医療チームが一丸となって取り組むことが重要であると考えています。
実のところ、当院のように総合的医療を提供する訪問診療クリニックはまだまだ多くありません。
その為「総合医療=大きな病院に行かなければいけない」というイメージが今はあるかと思いますが、これからは「在宅であっても総合医療が受けられる」という時代の実現に向けて精一杯取り組ませて頂きたいです。
もちろん当院も実現の為には様々なハードルがありましたが、多くの方々に支えて頂きなんとかこのコンセプトの元で4月からスタートすることが可能となりました。
当院のコンセプトに賛同頂き、チームとなって取り組んで頂いているスタッフ、医師の皆様にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。
あしやプラスクリニックでは、皆さまに親しみやすく、安心してご利用いただける環境を提供することを目指しています。
お身体のことでお困りの際やお悩みをお持ちの際は、どんな些細なことでも問題ございませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
スタッフ一同、皆さまのご来院、お問い合わせを心よりお待ちしております。